鳥取市は鳥取県東部(因幡地方)に位置し、同県の県庁所在地である。2005年(平成17年)10月に、特例市へと移行した。
市街地は鳥取平野に位置し、日本海に面する沿岸には日本最大の砂丘「鳥取砂丘」が広がる。「すりばち」と呼ばれる40メートルもの窪地や、風によって形成される「風紋(ふうもん)」という筋状の砂の模様など、自然の造形で知られる。国の天然記念物に指定されている。観光用のラクダに乗って遊覧することができる。砂丘の南側には「多鯰ヶ池(たねがいけ)」と呼ばれる堰止池があり、蛇の化身であった美女が身を沈めたという伝説が残る。
「白兎海岸(はくとかいがん)」は、神話「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」の舞台とされる。海中には、白兎が渡ったとされる「淤岐ノ島(おきのしま)」が浮かぶ。周辺の砂浜は「白兎海水浴場」となっており、海岸近くには白兎を祀る「白兎神社」や、国の天然記念物に指定されているハマナスの群落がある。
「仁風閣(じんぷうかく)」は、旧鳥取藩主の池田仲博侯爵が別邸として建てた洋館であり、皇太子(※大正天皇)の山陰地方行啓のための宿舎に使われていた。外観にフランスのルネッサンス様式を採用しており、明治時代の本格的な洋風木造建築として、国の重要文化財に指定されている。敷地内にある池泉回遊式の「宝隆院庭園」も見どころのひとつ。周辺は、鳥取城址を整備した「久松公園(きゅうしょうこうえん)」となっている。